社会・人財への取り組み

当社グループは、お客様やお取引先、地域社会の皆様、また日本ピラーグループを内から支える従業員といったステークホルダーと共存することが、日本ピラーグループと社会全体の持続的発展につながると考えています。

人財マネジメントへの取り組みダイバーシティ経営方針グループ人権方針健康経営

従業員への取り組み

当社では、会社が持続的に成長し続けるために、人財価値の向上に取り組んでいます。昨今の人財獲得競争の激化、AI(人工知能)・RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の台頭、グローバル人財の重要性という課題のなかで、長期的な視点で今の時代に合った人事制度を構築すべきという考えにより、2020年4月から新たな人事制度を導入しています。

また、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて、在宅勤務やテレビ会議による打ち合わせなど効率的な働き方を推進しています。2020年から業務改革プロジェクトを開始し、現状業務の棚卸を行い、さまざまなIT技術を活用して業務をスリム化して生産性の向上を図り、時間を創出するなど、従業員のワークライフバランスの向上を進めています。

加えて、労働現場における災害の発生は、従業員の安全を脅かすとともに近隣環境や事業継続性にも影響を及ぼすおそれがあるため、安全な職場環境づくりも重要な経営課題であると認識しています。この考えのもと、労働災害を未然に防止するため、危険予知活動の継続実施や社長が現地に赴く工場巡視、工場ごとに安全衛生ニュースを発行するなど、従業員の安全への意識を高めています。

お客様への取り組み

当社では、お客様からのご要望には事業発展のための重要なヒントが隠されていると認識し、お客様からのご要望を「お客様ご要望カード」にまとめています。これらのご要望は戦略会議や経営会議などで報告・議論され、製品の改良や新製品の開発に結び付いています。

また、お客様のご要望に応えるためには、営業部門と技術部門の連携が必要不可欠です。当社では、お客様への訪問の際には技術スタッフも同行し、技術的な視点も加えることで、ご要望についての「課題の本質」を把握し、最善の提案ができるように努めています。

このような当社の製品・サービスに対するお客様の評価については、年1回「お客様満足度調査」としてアンケートを実施しています。2020年度からは、本アンケートを電子化することで、お客様からの声を素早く吸い上げ、経営会議での議論や現場へのフィードバックを通じて、更なる顧客満足度向上に努めています。

お取引先への取り組み

当社は、お取引先との公正かつ透明性のある取引を継続し、購買活動を遂行するために、調達基本方針を定めて公正な事業活動の実現に努めています。お取引先から安定した調達を行うために交流を深めて円滑な活動を行う施策の一環として調達方針説明会を開催し、各事業の取り組みや生産概況、将来の生産計画などの情報提供を行っています。お客様への供給責任と安定供給を第一に考え、今後もお取引先と相互に発展し、安定した事業継続の実現を目指します。

またESG関連投資やグローバル調達の拡大に鑑み、企業とステークホルダー双方の重要な課題であるサプライチェーンマネジメントを取り巻く課題に対しても適切に対処していきます。特定紛争地域において非人道的行為により採取された鉱物資源が武装勢力などの活動資金となる紛争鉱物問題、特定人種迫害により生産された繊維原材料を利用した経済活動など、基本的人権侵害が社会問題となっていますが、当社はこれらをサプライチェーンにおける重大な問題と認識し、懸念のある鉱物や繊維原材料の採用回避にも努めます。サプライチェーンマネジメントに絡むこれら課題は、環境、人権、品質、取引慣行、災害時の対応など広範囲に及ぶため、リスクを適切に管理し対応するため調達基本方針、CSR調達基準をまとめたグループ調達方針「PILLAR CSR調達ガイドライン」を改訂し運用しています。

PILLAR CSR調達ガイドライン

「調達基本方針」「CSR調達基準」をまとめたグループ調達方針「PILLAR CSR調達ガイドライン」を制定・運用しています。

取引先様に具体的に実践・遵守していただきたい行動・活動の基準の内容については「PILLAR CSR調達ガイドライン」をご参照ください。

反社会勢力への対応

当社は、適切かつ健全な企業活動を展開するにあたり、「企業が反社会的勢力による被害を防止するための指針」に従い対応しています。そのため、お取引先に確認証を送るなど連携を取りながら、確固たる信念を持って断固とした姿勢で臨み、反社会的勢力との関係を遮断し、公共の信頼を維持・継続するべく努力しています。

  • 反社会的勢力に対する方針
  • ①取引を含めた一切の関係を遮断
  • ②組織としての対応と外部専門機関との連携
  • ③裏取引や資金提供の禁止
  • ④有事における法的対応

地域社会の皆様への取り組み

当社は、ものづくりの会社として、未来を担う若い世代へ「ものづくり」のすばらしさを伝えていくことが重要な社会的責任であり、社会全体の持続的発展につながるとの考えから、高校生、高等専門学校生及び大学生を中心にインターンシップの受け入れを行っています。今後もさまざまな高校、高等専門学校、大学と連携し、学生が社会に出てイキイキと活躍できるよう支援をしてまいります。

また、工場や事業所がある地域との交流を重要な活動と考えています。工場の近隣住民などへの配慮を通じ、地域社会との共存共栄に取り組んでいます。工場見学会の実施や地域の活性化を図るための伝統文化・芸術への協賛、そのほかフードロス、プラスチックゴミ削減に向けた取り組みなど推進しています。

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