技術・研究開発
新たな価値を求め、
未知なる素材への探求や最新技術の
研究・開発に努めています。
新たな価値を求め、
未知なる素材への探求や最新技術の
研究・開発に努めています。
1924年の創業以来、環境(CLEAN)、安全(SAFETY)、最先端技術への貢献(FRONTIER)を軸に、流体制御技術と材料技術を活かしながら、半導体、エネルギー、化学、自動車、船舶、医療・医薬など多岐にわたる分野へ独創的で高品質な製品を提供しています。これらの技術力を基盤に、社会課題の解決や持続可能な未来の実現に向けて、常に挑戦を続けています。
液体水素や水素ガスの流体制御においては、-253℃の極低温から600℃の高温、数kPaGから100MPaGの低圧から高圧までという非常に広範な仕様条件に対応する必要があります。さらに、水素脆化など水素特有の物性に対する対策も不可欠です。
こうした課題に対応するため、当社ではシール性能の向上に注力し、カーボンニュートラル社会の実現を目指すお客様の事業を支援する製品づくりを推進しています。研究開発においては様々なアプローチを展開しており、その一例として産学連携により
水素雰囲気における特異な摩耗現象(トライボロジー)の解明を目指しています。
今までのノウハウを活かし、これらの取り組みを融合させることで、より高性能かつ信頼性の高い製品の開発を実現しています。
ピラフロンVリング、ピラフロンHiPシール、うず巻形ガスケット、
EDPパッキン、PPGドライガスシール
2022年にはカーボンニュートラルを事業の柱に育てるために新たな組織を立ち上げ、新製品の開発を本格化。弊社独自の最先端試験装置である水素雰囲気摩擦摩耗試験機を導入し、特異な摩耗現象(トライボロジー)の解明に向け、製品(材料)開発における性能向上に努めています。
半導体の微細化に伴うクリーン度要求の厳格化に対応するため、多角的に分析(無機・有機ともに)できる体制の構築を進めています。
基本的な構造解析と設計をシームレスに行い、よりスピーディーな製品の設計・提案につなげています。
半導体市場で過酷な使用条件での性能評価試験を行うために、高温・低温を繰り返すことができる熱サイクル試験装置を保有しています。
メカニカルシールの故障予知技術の確立を目的として、故障発生モードも含めた運転条件下における、圧力・温度・トルク・振動などのデータを収集・分析するための試験装置です。
低温環境下(-150~0℃)におけるバルブ用グランドパッキンのシール特性、摺動特性、応力緩和特性などのデータを収集するための試験装置です。低温環境下に適したグランドパッキンの開発に活用しています。
製品・材料を高精度に荷重管理しつつ、シール・圧縮・引張試験ができる装置です。24時間連続運転が可能であり、経時変化を連続データで取得することができます。
測定結果は社内ネットワークで各生産拠点と共有され、結果を解析。
今後はリアルタイムな成形条件の活用も進めてさらなる生産性向上を図ります。
成形体のシール機能に影響する重要部分は三次元測定器で特性を把握してフィードバックし、工程能力を含めて製品の品質に反映します。