1920-1957
創業と初期の挑戦
「ピラーNo.1」の誕生
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1924
創業者・岩波嘉重が船舶用レシプロエンジンのシリンダーグランド用として金属製ピラーパッキン(特許製品ピラーNo.1)を考案し、「ピラーパッキング工場(英名PILLAR FACTORY)」(個人経営)を設立
1926
大阪市淀川区野中南通り2丁目56番地に「ピラーパッキング工場」を移転、「ピラーNo.1」の工場生産を開始
工業用漏れ止めパッキン(No.1)の本格的生産を開始
1927
No.100シリーズクルップパッキン(フリーサイズ)の生産・販売を開始
1930
ピラーパッキンが新案特許の登録を受ける
1932
自動車用および陸舶内燃機関用のガスケットの生産を開始
神戸地区の販売促進のため神戸出張所を開設
1938
国産自動車、特にトヨタ自動車工業の量産に伴い協力工場に指定される
1939
自動車用ガスケットの新工場を建設
1948
業務の拡張に伴い株式会社に改組し「日本ピラー工業株式会社」を設立
箔巻機を製作し、セミメタリック編組グランドパッキン(蒸気弁・往復軸用、清海水ポンプ用)の生産・販売を開始
1951
わが国で最初にメカニカルシール(軸封装置)を開発し、生産を開始
1952
新工場・研究室を設置
高温・高圧用バーチカルガスケットを開発
ふっ素樹脂製品(商品名「ピラフロン」)の生産を開始
1953
通産省(現・経済産業省)よりトヨタ、日産、いすゞ用各ガスケットにつき優良自動車部品A級の認定を受ける
1954
水・油用メカニカルシールNo.5000シリーズの生産・販売を開始
1956
ホームポンプ用量産型メカニカルシールの生産・販売を開始
1957
ピラフロン製パッキン、ガスケット、ダイアフラム、軸受などを開発、本格的に生産・販売を開始